もみじ動物病院
1.外観こだわったのは「入りやすさ」です。特に病気でなくても散歩のついでに立ち寄ることができるようにと、喫茶店みたいな外観から各所に設置したリードフックなど、半年ぐらい時間を掛けてＴＡＣさんと考えました。
普通の家のように屋根を三角にし、たくさんのレンガで外観を覆ってみました。患者さんからは親しみやすいと好評を得ています。このレンガは、外壁の汚れが目立ちにくいという利点もあります。
2.外待合
病院の中で待つことのできない患者さんのために外待合の空間も作りました。涼しい日は飼い主さんのおしゃべりの場になっております。そこから受付を通らずに第一診察室に入れるように、第一診察室に外と通じる「特別の入り口」のドアを作りました。怖がりのワンちゃんネコちゃんは外待合か車で待っていてもらって順番になったら直接診察室に入ってもらいます。
3.待合室
待っていても苦にならないように広く設定し、あえて暖色系を使いました。また受付の両側に診察室を作ることによって診察中も受付を気にすることができ、犬と猫を自然にわけることができます。
4.検査室、調剤室
第一から第三診察室と通じており、行き来しやすい設計となっています。現在ここで勉強会もしております。
苦労した点は、レンガと壁、床の色です。もみじ動物病院の名前が先に決まっていたため、紅葉の色を基調にしたのですが、あまり赤すぎずかつ明るい色を探しました。
そのため、たくさんのショールームとレンガの家を見て回りました。完成するまで不安だったのですが、今はとても満足しております。
現在6年目になりますが、この明るさを維持するために掃除が大変ですが、他不便なく診察させていただいております。
完成すると一生のものなので時間がある限りTACさんと相談して設計してもらうことをお勧めします。
